ピアノを弾くのが大好きな気持ち、とっても大切。
「自分が弾く」のが心地よい、癒し、ストレス発散!などの目的なら自由に弾いてOKだと思います。
でも、それが人に聞いてもらう、人に喜んでほしい目的なら話は別かなと思います。
音楽で相手を不快にしてしまっては元も子もありません。
音楽の印象に影響する要素の一つがテンポ。
お子さんたち、弾けるようになると、つい速く弾いてしまいがちです。
そして、弾けないところで止まったり遅くなったり。
それでは、聞いている人はハラハラしたり、安心して聞けません。
我が家の次男もYouTubeに合わせて弾こうと、弾けもしないのにめちゃくちゃなテンポで弾いております…^^; 本人は楽しんでいるし、どこかで発表するわけでもないので、現在私は見守っておりますが。
私は、高校2年生のときに、ピアノ教室を移籍しました。県外からも通う子がいるような有名教室。
そこで、最初に持って行って弾いた曲がベートーベン「熱情 第3楽章」でした。
高速爆音で気持ちよ~く弾きました。
が、途中で止められた後…
もう二度と弾かせてもらえませんでした。
それどころか、手渡されたのはトンプソン!!(ピアノを始めたばかりの幼児が弾くような曲集です)
弾けもしないくせに大曲なんて弾くな!という戒めです。
その後半年くらい、トンプソンやハノン、ツェルニーの練習曲しか弾かせてもらえませんでした。
強豪校の部活に入ったのに筋トレとグランド20周しかさせてもらえないイメージです!
もう毎日涙と悔しさと屈辱で、気が狂いそうでした。
間違える記憶を作ってはいけないという指導の下、
確実に弾けるテンポでゆっくり
ミスタッチはNG
指番号も100%いつ弾いても同じで
自由人の私にはこの練習は本当に窮屈な試練でした。
が、この期間があったので、基礎が身に付け直せたのは言うまでもありません。
なので、確実な基礎が必要なのは身をもって承知しております。
楽しむのが8割な指導方針ですが、
嫌なことはしない、好き勝手弾きたいように何でもOKではなく、
楽しむのにも最低限必要なことは伝えたいと思っています。
が!やっぱり、きっちりかっちりなのは私の指導スタイルには合いません!笑
そういうところは別の教室で教えていただき、昔の私のような思いをしている人がいたら、コンクール練習の合間の息抜きに、音遊びに来るような場になったらいいな~と思っています♬
練習が嫌でやめてしまったけど、また改めて趣味で始めたいなという大人も大歓迎ですよ♪
体験レッスン随時受付中 お問い合わせは公式ラインまでお気軽にどうぞ♪
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